Monthlyレポート

PE・PPマーケットの動きを把握
日本、中国、アジアの市場を知る。

ポリオレフィンに特化したレポートです。日本、中国、アジアのポリエチレンおよびポリプロピレンの月間の市況動向を詳しく解説しています。ポリオレフィンの値動きを確認するためのバイブルです。日本、韓国、中国、台湾、タイ、米国の詳細な貿易統計値も配信しています。

レポートの内容

1.ナフサC&F JAPAN評価値及び主要マーケットデータ

ナフサの取引は長期契約の取引もありますが、その多くが先渡し取引と呼ばれる取引形態で取引されています。先渡し取引とは、現時点で将来の値段や数量を決め、相対で決められた期日に売買を行うことを約束する取引のことです。一回ごとの契約で取引される場合に用いられる市場価格のことをスポット価格といいます。スポット価格は需給要因などにより刻々と変動しています。このスポット価格の1週間ごとの価格を掲載しています。

石油製品であるガソリン、ナフサ、灯油、軽油、重油などのもとになる原油の価格や為替相場の動きも掲載しています。クラックスプレッド(ナフサと原油価格の差)、東アジアのナフサ需給逼迫度を掲載し、ナフサの需給をより理解いただけます。クラックスプレッド(ナフサC&F Japan-BRENT×7.5)は精製マージンの変動推移を確認できます。また、原油とナフサそれぞれの需給の違いがあるため、原油価格に対するナフサ価格の変動度合を確認できます。

需給逼迫度は先渡しマーケットの価格を基にしたマーケットプレミアム理論値の平均値を示しています。1~2ヶ月半後のデリバリーの典型的な30日前、45日前の価格適用とし、そのマーケットプレミアム理論値を活用しています。理論上の参考値であり、数値はプラス幅が拡大すれば需給の逼迫感が増し、マイナス幅が拡大すれば需給の緩和感が増します。

2.国産ナフサ評価値/予想値および国内ポリオレフィン価格見込み

月末時点でまだ決まっていない直近の2四半期分の国産ナフサ価格予想値および評価値を説明しています。
また、予想値および評価値の推移を、グラフ化(太線)したものです。細線は、ナフサC&F JAPANに為替および比重(0.695)を乗じた数値の推移で、足元のナフサ価格の動きを表しています。期間は国産ナフサ価格が決定する、4月末、7月末、10月末、1月末までの7ヶ月間の推移です。

また、その国産ナフサ価格が影響するポリオレフィン価格(ナフサフォーミュラや価格交渉を伴う取引)直近の2四半期分の予想や価格交渉の状況を示しています。交渉を伴う期ズレ0ヶ月の取引価格やナフサフォーミュラで決定する取引価格の状況を説明しています。

3.ポリプロピレン・ポリエチレン マーケット

前月1ヶ月分のアジア市況、国内市況、中国国内市況をレビューし、当月を予想しています。

アジア市況

日本市況

中国国内市況

4.ポリオレフィン動向

ポリオレフィン動向を見るうえで必要な情報を掲載、また資料を提供しています。
・ 中国 ポリプロピレン・ポリエチレン需給
・ アジアのポリプロピレン・ポリエチレン取引トレンド
・ 中国経済動向
・ 石油化学トピックス(ニュース、統計)
・ 特集 ナフサやポリマーに関する内容
・ ポリプロピレン・ポリエチレン輸出入貿易統計 (日本・韓国・中国・台湾・タイ・米国の輸出入)
*輸入先別、輸出先別のデータは別途資料としてご提供